屋外にネオンサインは設置できる?アクリル製ネオン風という選択肢

2026年7月25日

「お店の外壁や屋外の壁面にネオンサインを設置したい」——このご相談に対して、DELIGHTでは本物のネオン管やLEDネオンチューブではなく、アクリル製ネオン風発光サインをおすすめしています。理由はシンプルで、一般的なLEDネオンチューブは塩ビ製のため直射日光に弱く、屋外では変色しやすいからです。この記事では、屋外でネオンの光を楽しむための選択肢「アクリル製ネオン風発光サイン」の仕組み・耐候性・価格の考え方・実例を、製造現場の担当者の一次情報をもとに解説します。

なぜ屋外にLEDネオンチューブをおすすめしないのか

LEDネオンチューブは、ネオン管のような光をLEDで再現したチューブ状の照明材で、屋内のネオンサインでは定番の素材です。ただし、チューブの素材は塩ビ(PVC)製のため、直射日光に弱く、変色しやすいという弱点があります。

屋外に設置すると、せっかくのきれいな発光色が日差しの当たり方によって部分的に色が変わってしまうことがあります。「屋外にネオンサインを付けたい」というご相談に対して、DELIGHTがLEDネオンチューブでの屋外設置を積極的におすすめしない理由はここにあります。

その代わりにご提案しているのが、次にご紹介するアクリル製ネオン風発光サインです。

アクリル製ネオン風発光サインとは?仕組みを工場写真で解説

アクリル製ネオン風発光サインとは、アクリル板を機械で削り出し、中にLEDを仕込んでネオン管のように光らせる看板のことです。作り方は大きく2ステップです。

  1. アクリル板を、文字やロゴの形に機械で削り出す
  2. 削り出したパーツの内部に、LEDテープライトを押し込む
アクリル板から削り出したネオン風発光サインの文字パーツ(LED組み込み前)

上の写真は、実際にアクリル板から削り出したネオン風サインの文字パーツ(LED組み込み前)です。チューブを曲げて作るのではなく、1枚のアクリルからデザインデータどおりの形を削り出しているのが分かります。この内部にLEDテープライトが入り、アクリルが光を拡散することで、ネオン管のような線状の光に見えます。

アクリルパーツの研磨工程(ネオン風発光サインの製作現場)

削り出したアクリルパーツは、このように1点ずつ研磨して表面を仕上げます。後述する「つるっと綺麗な表面」は、この工程で作られています。

アクリル製ネオン風発光サインの裏側(LED配線と取付構造)

完成したサインを裏側から見ると、各文字からLEDの配線が出ているのが分かります。設置時はこの配線を壁の内側や配線カバーにまとめて、正面からは光だけが見える状態に仕上げます。

ネオン風発光サインの光り方そのものについては、ネオン風発光サインとは?本物のネオン管に近い光り方の仕組みで詳しく解説しています。

LEDネオンチューブとの違い:表面がつるっと綺麗、鋭角も表現できる

同じ「ネオンの光」を再現する素材でも、LEDネオンチューブとアクリル製ネオン風発光サインでは、作り方も仕上がりも異なります。

項目LEDネオンチューブアクリル製ネオン風発光サイン
作り方チューブを手で曲げて文字の形にする機械がデザインデータどおりにアクリルを削り出す
ラインの質感丸みを帯びた柔らかいライン表面がつるっとした、非常に綺麗な仕上がり
得意なデザインゆるやかな曲線鋭い鋭角・細かいデザインまで表現可能
屋外適性直射日光で変色しやすい屋外向き(IP67防水)

手曲げのチューブは丸みのある柔らかいラインが持ち味ですが、細かい表現には限界があります。一方、アクリル製は機械でデータどおりに削り出すため、チューブでは難しい鋭い鋭角や細かいデザインまで再現できます。ロゴの再現度を重視する企業サイン・イベントサインで、アクリル製が選ばれる理由です。

実物で見比べてみましょう。まずはLEDネオンチューブ製のサインです。

LEDネオンチューブで製作したネオンサイン(丸みのある柔らかいライン)

チューブを手で曲げて文字にしているため、線の断面が丸く、柔らかくにじむような光になります。この「ネオンらしいゆるさ」はチューブならではの魅力です。

アクリル製ネオン風発光サイン(機械削り出しの筆記体ロゴ・オレンジ発光)

こちらがアクリル製ネオン風発光サイン。同じ筆記体でも、線の輪郭がシャープで、面がフラットに均一に光っているのが分かります。

アクリル製ネオン風発光サインのアップ(つるっとした表面・赤発光)

アップで見ると、削り出し+研磨によるつるっとした表面の質感がよく分かります。近くで見られる位置に設置するサインほど、この仕上がりの差が効いてきます。

屋外での耐候性・寿命:IP67防水、目安7〜10年

屋外設置で気になる耐候性・寿命の目安は次のとおりです。

  • 寿命の目安:設置環境によりますが、ざっくり7〜10年
  • 防水性能IP67(粉塵の侵入を防ぎ、一時的な水没にも耐える防塵・防水等級)
  • 保証2年保証

1点、正直にお伝えしておきたいのは、屋外使用の場合、使用環境によっては3年目以降から内部のLEDテープが少し変色することもあるということです。それでも塩ビ製チューブを直射日光にさらすよりも変色リスクは抑えられ、看板全体としては長く使えます。設置予定の場所(日当たり・向き)が分かれば、より具体的な見通しをお伝えできますので、ご相談時にお知らせください。

価格の目安:LEDネオンチューブより高め

同じデザイン・同じサイズで比べた場合、アクリル製ネオン風発光サインの方が、LEDネオンチューブ製よりも価格は高くなります。そのぶん、屋外での耐候性と、削り出しならではのつるっと綺麗な仕上がりが得られる——という関係です。

具体的な金額はデザイン・サイズ・設置環境によって変動するため、お見積りで目安レンジをご案内します(税抜表示)。「このロゴをこのサイズで屋外に付けたい」という条件が決まっていれば、チューブ製とアクリル製の両方の目安を比較してご提示することも可能です。

実例:屋外イベントのネオン風サイン・高温多湿の壁面

実際にDELIGHTの現場で製作・納品したアクリル製ネオン風発光サインの実例をご紹介します。

音楽イベント「a-nation」屋外ブースのロゴサイン

屋外に設置したアクリル製ネオン風発光サイン(a-nationロゴ・ピンク発光)

屋外の大型音楽イベント「a-nation」の会場ブースに設置した、筆記体ロゴのネオン風発光サインです。筆記体の細かい曲線・つながりまでデータどおりに削り出され、日中でもピンクの発光がくっきり見えています。

屋外イベント会場に設置したネオン風発光サインとLEDライン装飾のフォトブース

こちらは同イベントのフォトブース。ネオン風のロゴサインとLEDのライン装飾を組み合わせ、屋外の仮設ブースを「撮りたくなる」空間に仕上げています。雨風のリスクがある屋外イベントこそ、防水仕様のアクリル製が活きる場面です。

屋外の壁面ロゴサイン(全体幅840mm)

屋外の壁面に設置したロゴサインの実例です。全体幅840mm・文字高100mmというコンパクトなサイズで、店舗の顔として機能しています(価格は仕様により変動するため、お見積り時にご案内します)。

高温多湿のサウナ施設「SAUNA BUG」様

屋内の事例ですが、高温多湿という過酷な壁面環境への設置例として、サウナ施設「SAUNA BUG」様のアクリル削り出しチャンネル文字があります。湿気と温度変化の激しい場所でも採用いただけるのは、アクリル削り出し構造の耐久性があってこそです。アクリル削り出しの発光タイプについては根元発光サインの解説記事もご覧ください。

デザインの自由度と、屋外設置ならではの注意点

デザインの制約は、基本的にありません。機械で削り出すため、筆記体・細かいロゴ・鋭角のあるデザインもデータどおりに再現できます。「このデザインでできるか?」という段階から、データを拝見して製作可否をお答えします。

一方、屋外設置ならではの注意点が2つあります。

  • 電源の熱対策:電源部の熱が放熱しやすいよう、風通しの良い場所に設置すること
  • 防水処理:配線まわりの防水処理をきちんと行うこと

いずれも設置計画の段階で決まるポイントです。DELIGHTでは取付図面・仕様書などの資料をご用意していますので、施工を担当される業者様への情報共有もスムーズです。

アクリル製ネオン風発光サインのよくある質問

Q. 本物のネオン管と見分けはつきますか?

近づいて見れば分かりますが、遠目にはほとんど分かりません。ネオンらしい線状の光の雰囲気は、離れて見るシーンではネオン管とほぼ同じ印象になります。

Q. 電気代はどのくらいですか?

光源がLEDなので、電気代は比較的安く抑えられます。

Q. メンテナンスは必要ですか?

表面を軽く拭く程度でOKです。特別なメンテナンスは必要ありません。

Q. 壊れたら修理できますか?

修理可能です。不具合の状況に応じて対応しますので、まずはご相談ください。

まとめ:屋外でネオンの光を楽しむなら、アクリル製ネオン風発光サイン

屋外に「ネオンの光」を置きたいなら、直射日光で変色しやすい塩ビ製LEDネオンチューブではなく、アクリル製ネオン風発光サインという選択肢をぜひ検討してみてください。

  • ✅ アクリル板の削り出し+LED内蔵で、ネオン管のような光を再現
  • IP67防水・寿命目安7〜10年・2年保証で屋外に対応
  • ✅ 機械削り出しだから鋭角・細かいデザインも表現可能、表面はつるっと綺麗
  • ✅ 遠目には本物のネオンとほとんど見分けがつかない

発光タイプ全体の比較はLEDサインの発光タイプ5種類、ネオン風発光の基本はネオン風発光サインの解説記事をご覧ください。

屋外ネオン風サインのお見積り・ご相談はお問い合わせフォームから承ります。設置場所の写真とロゴデータ(またはスケッチ)をお送りいただければ、製作可否と目安レンジをスムーズにご回答できます。

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